マクロビオティックで生理が止まる。マクロビの5つの間違いとは?


マクロビオティックで生理が止まる。

43マクロビオティックで一番有名なのは、久司道夫さんです。
スミソニアン博物館に殿堂入りしたり。
ジョンレノンやマドンナに食事指導したり。

マクロビを作ったのは桜沢如一(オーサワ)さん。
アメリカに広めたのが久司さんです。
その久司さんの著書にはこんなことが書いてあります。

「(マクロビの)標準食を始めると、一時的に生理がストップすることがあります。」『久司道夫のマクロビオティック入門編』

他に、現代のマクロビの本にも、こんなことが書いてあります。

「女性で生理が止まるのも、3ヵ月から半年くらい。それ以上かかる人もいますが、半年以上かかるようでしたら、・・・1~2年、痩せたままだったり、生理が止まることがあります。」
『本当は怖い低血糖症 マクロビオティックで現代の病を治す』

マクロビで生理が止まったという人は、実はとても多く、そのまま何年も生理が来ないことも。
それは、現代のマクロビが本来のマクロビとかけ離れ、全く違うものになってしまっているのが原因です。

現代のマクロビオティックの5つの間違いとは??
1つずつ見ていきましょう。

①本来のマクロビオティックは、砂糖禁止。

sugar現代のマクロビでは、白砂糖はNGですが、黒砂糖や甜菜糖はOKとされています。
しかし、初代オーサワ式のマクロビでは甘いものは全て禁止
「黒砂糖ならOK」なんて甘いことは書いてありません。

その砂糖に対する厳しさは、他のどの食材よりも徹底的。
桜沢さんが亡くなる前年に書いた「ゼン・マクロビオティック」という本では、こんな風に書かれています。

「砂糖やハチミツやチョコレートのような血液を酸化するものを止めるだけで、ふきげんな陰性の子供が、1~2週間のうちに、陽性なニコニコした子供になります。・・・極度の酸性過剰は、死を意味するということを覚えておきなさい!

現代のマクロビでは、「マクロビスイーツ」なんてレシピもいっぱい。
でも本来なら、スイーツという時点で、もうマクロビではないんです。

砂糖は生理不順の最大の原因。
本来、禁止だった砂糖をOKにしてしまったこと。
これが、現代のマクロビで生理が止まる、1つ目の原因です。

②本来のマクロビオティックは、運動とセット。

yoga桜沢さんの著書では、一番重要な基本原理として、この4つが書かれています。

●自然の食物
●医薬品を使わない
●手術をしない
大いに体を動かす

マクロビは、実は運動することが前提の食事法です。
まったく運動していない人が玄米を食べるのと、毎日10km走っている人が玄米を食べるのでは、まったく意味が違います。

運動せずにマクロビをしてしまうと、糖質過多になるのは当たり前。
糖代謝異常はホルモンバランスを乱す最大の原因です。

本来、最も重要だった「運動」というものを、置き去りにしたこと。
これが、現代のマクロビで生理が止まる、2つ目の原因です。

③本来のマクロビオティックは、肉食OK。

fish現代のマクロビは、玄米菜食のように思われていますが、オーサワ式のマクロビでは肉を禁止していません。
桜沢さんは、著書でこんな風に書いています。

「身体のバランスをくずさないように調理されたものなら、動物性の入った料理を食べてもかまいません。ただし、DDTや他の殺虫剤などに汚染されていないものに限ります。」

野鳥や新鮮な魚介類ならあまり化学的に汚染されていないので、用いてもよい。

「動物性食品を恐れる必要はありません。すべては量の問題です。」

桜沢さんは、肉が悪いのではなく、肉の汚染や食べ過ぎが危ないと言っていたのです。
それがいつの間にか、現代のマクロビでは肉だけではなく魚や卵までも禁止に。
これが、現代のマクロビで生理が止まる、3つ目の原因です。

④本来のマクロビオティックは、ファスティングの一種。

デトックスオーサワ式のマクロビは、10段階に分かれています。
最初は[穀物10%、野菜30%、汁物10%、動物性30%、生野菜と果物20%]という割合から始めます。

そして病気が治らなければ、動物性や果物を減らして、穀物を増やしていくのです。
最終的には、玄米のみで10日間すごして病気を治す、というのがオーサワ式のマクロビです。

著書の中でも「健康を回復したあとは、前章の飲食物(※)のどれを用いてもかまいません。」と言っています。(※肉魚含む)

本来、マクロビは病気を治すための一時的なデトックス食だったのです。

短期のデトックス食を、一生続けるべき食事法にしてしまったこと。
これが、現代のマクロビで生理が止まる、4つ目の原因です。

③マクロビオティックの始まりは、男のための修行食。

仏教現代のマクロビは、美容と健康のための食事法と思われていますが、もともとマクロビは精進料理が原型です。
精進料理は、仏教の「生き物を殺してはいけない」という教えをもとに発達した食事法です。

桜沢さんも、著書で「抵抗したり、逃げ出したりしないもの、すなわち野菜類、海藻類、貝類のような食物が食べるにふさわしいものです。」と言っています
(「植物や貝なら殺しても良いのか?」という疑問はありますが、菜食主義者は「殺生 = 動物」と考えるのが一般的です。)

精進料理は、肉体の限界ギリギリまで食事を減らすことで、体を鍛えていくためのもの。
さらに厳しい修行への入り口として、精進料理があるのです。

有名なのは、千日回峰行の堂入り(9日間の不眠断食)や、即身仏(自らの肉体をミイラとして残す)
桜沢さんも著書の中で、マクロビは「サトリや天国と呼ばれる無限世界に到達する」ための食事法だと言っています。

肉体の限界に挑戦するための修行食。
修行僧という特殊な男性の世界で発達した食事法。
これを美容のための食事法にしてしまったこと。
これが、現代のマクロビで生理が止まる、5つ目の原因です。

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